飛行艇クリッパーの客

 軽い調子の小説。
 豪華飛行艇クリッパーの設備の描写はオリエント急行を彷彿とさせます。
 最初はどうしてドイツのスパイがアメリカのギャングに協力しているのかわからなかったのですが、読み進むとわかってきました。ヒントはハルトマン教授。
 どうしてもセクシャルな描写がうざったくて読み飛ばしてしまいます。人間模様は読んでいて苦痛ではないのですが。ドリアンが臭いけど美味しいのと似たようなもんだろうか。