木尾士目:げんしけん10巻(講談社、アフタヌーンKC) 買っちゃった

いや買ったのは今日じゃないけど…。今日も暑くなりそうです。32度ですって。こりゃどうでもいいか。

これはアニメで言うならげんしけん2期なんだろう。
しかし、腐女子に女装した腐男子が入ってくるとか、オタクも多様化したものだな、とつくづく感じさせられる。(窓を見て)ってかセミがまた来てる! 追い払う。 って関係無いですね。話を戻そう。個人的にはこういう同好の士同士でつるむ場に入ったことがないのでちょっとうらやましい。まあ、複数人だと人間関係というやっかいな問題も発生するだけに、いいことばかりではないだろうけど…。知り合いの同人誌の購入グループでも内ゲバはあるようだし…。(私はその購入グループにはあまり関わってないし、あまり関わり合いになりたくもない)
 やっぱり前シリーズから出てくる斑目が自分の恋消化しきれてないみたいで、自分の境遇とだぶって見えてしまった。自分も片思いの女の子とかいて、告白もしないで諦めちゃったんだけど、もう特に会いたいとも思わないし自分の中では清算したつもりなんだけどな。ちなみにトラック運転手と結婚したとか風の噂で聞いた。話通じそうになかったし、とくに美人でもなかったしな…。
 矢島が波戸に劣等感持ってやたらつっかかったりと内部の相克っぽい展開もありました。この二人どうなるんだろう…。スーザン前期からの登場。人気あったのかな。笹原と現会長は仲良いのか悪いのかよくわからない。あとおまけ多し。(ピュアじゃなくても入店できます、に笑った)そりゃそういう客は普通のキャバになんぞこねぇだろうよ…。隠れもいるかもしんないけど、極めて少数であろう。
 まぁしかしコレ読んでて感じるのは、消費しかできない自分はやっぱ創作できる能力を持ってる側には劣等感があるということだ。いやまぁ消費だけでも別に構わないだろうとは思うのだが…。出来もしない創作活動をしようとしてワナビーになるよりはよほどマシではないだろうか?
 あと、最近になって現れてきた腐男子という存在。昔、粋なTRPG養成講座という本で「やおい」という言葉の説明を「自分が介入したら汚してしまう。だから眺めているだけなんだ」というような意味のことを書いていたけれど、その段で言うなら、腐男子は男が男同志で仲良くしているのを眺めるだけ…というなら、(推測だけど)それは男が百合を眺める…というのと割りと似ているのではないだろうか?