松本弘樹:金融不況のからくり

 金融の勉強をと思ってこの本を買った。
FXはギャンブル以外の何者でもない。この本を読んで痛切にそう感じた。この本にはFX業界の裏側がよく書かれている。
 投資信託も、実はだめである。手数料が高すぎるのだ。一部の例外を除いては、業者は顧客の資産を増やすことより、手数料を稼ぐことしか考えていない。
 やっぱり、絶対リターンなんて無いんですよね…。
 で、どちらかというとこの作者も長期投資が好きっぽい。
 この本によるとETFというのが良いらしいが証券会社側ではあまり勧めないみたいである。なぜか? 手数料が安いから。
 まぁ、私の思惑を言ってしまうと、自分の資産は増やしたいけれど、さて、そんな簡単に儲かるわけもなし。実はドルを買っているんだけど、(安いから)、値段は下がりっぱなしである。まあ、アメリカはそんな簡単に衰えないと思っているから外貨投資しているんだけど…。さて、どうなることやら。それにしても、ニュースを見るまでは、あそこまで米国債が膨れあがっているなんて思わなかった。びっくり。日本みたい。日本化という言葉も海外では出現している模様である。もちろん、この場合悪い意味で使われているのですが。