工業力

大先輩「まぁ、IC(工業力)について説明するか」
魔理沙(目が尋常じゃなく光ってる…)
霊夢(こいつ只者じゃないわ…)
大先輩「これが君の国の工業力(IC)だ。これを使って軍事ユニットを改良したり、兵を失った軍事ユニットに戦力を補充したりできる。軍の弱体化は国家の滅亡を招くぞ」
魔理沙「ほぉ」
大先輩「もったいない話だが、このICは軍事だけでなく、国民を満足させるためにも使わなければならない」
霊夢「もったいないって…国民の福祉とかにも気を使うべきじゃないの?」
魔理沙「そういうゲームじゃねぇからこれ! まぁ国民不満度っていうパラメータはあるけど」
大先輩「まだそれ出すの早い!」
魔理沙「あ、言っちゃったZE」
大先輩「言っちゃったで済めばゲシュタポはいらん」
魔理沙「…げしゅたぽ?」
霊夢ゲシュタポとか怖いです。ユダヤ人の最終的解決とか怖いです」
大先輩「…話を元に戻すぞ。工業アイコンの横に並ぶ3つの数字は非常に重要だ。左から順に、喪失IC、実質IC、そして基本ICを表している」
魔理沙「ふむ」
大先輩「基本ICは君の国にある工場の総数を表している。これは得に重要だ」
魔理沙「なるほど、工場の数か」
大先輩「実質ICは実際に使うことのできるICで、技術や優秀な人材によって修正された後の値だ。ただし充分な数の資源算出地を征服できないと、この値は下がってしまう」
霊夢「また征服…このおっさんは本当にこういう言葉が好きね」
大先輩「喪失ICがある場合は、戦争遂行を邪魔しようとする破壊工作が行われている証拠であり、早急な対応が望まれる。今ならこのICを使って、我が愛しの装甲軍団を編成し、近隣諸国を解放してやることが可能だ」
魔理沙「愛しの装甲軍団って…きもいぜ(ドン引き)」
霊夢「解放じゃなくて、征服でしょーが」
大先輩「(無視)それについてはもっと後のほうで説明する」
魔理沙(なんだか急に不安になってきたぜ…)
霊夢(このおっさんの意見も正鵠を射ているような…。絵の出来はひどいけど)
なんだか洗脳されつつある二人だった。
大先輩「さあ生産品だ! これらのアイコンは君の国で生産される資源を表している。大地から掘り出す天然資源とは別のものだ」
魔理沙「ふむ」
物資:物資とは、軍が戦い続けるために必要な弾幕、じゃなくて弾薬や食料や衣類といったものだ。たくさんのユニットをかかえていれば、それだけ物資の消費量も多くなる。物資の供給が途切れると、ユニットは戦力が低下し、戦闘効率が落ちる。物資は工業によって生み出される。
魔理沙「実際、物資とかの補給が滞るとどうしようもないんだよなあ…」
燃料:燃料は、機械化舞台にとってまさに血液だ。燃料は、原油を変換して作られる。原油から燃料への変換比率は、技術を進歩させれば高められる。
魔理沙「石油が無いと戦車なんてタダの鉄くずだからな」
$:資金を使って国際市場で資源や物品を調達できる。資金を得るためには消費財を生産(それを国民が購入)するか、他国に資源や物品を売ればよい。
霊夢「つまり貿易すればいいのね…」
大先輩「(唐突に)さて人的資源とは、祖国のためにその命を捧げる勇敢なる者たちのことだ。人的資源を使って新しいユニットを生産したり、既存のユニットに戦力を補充したりするのだ」
魔理沙(まーた始まったよ…)
霊夢(やっぱ心が不安定…。もう何を言われても驚かないわよ)
魔理沙(そういう私たちも大丈夫なんだろうか?なんだか不安になってきたぜ)
大先輩「次の重要トピックだ。征服するには指導力が必要だ。君は国内で”最良にして最も聡明な”人材を集めねばならん。指導力には3つのタイプがある」
外交的指導力−外交活動を行うのに必要。
大先輩「つまり外交官のことであるな」
魔理沙「藍のことかー!」
スパイ−敵の様子を詳しく探ったり、秘密の任務を遂行させることができる。
将校−軍部隊の指揮官。ユニット数に対する将校数の割合でユニットの効率が変化する。
魔理沙「将校の数維持するの大変なんだぜ…」
霊夢「どうしてわかるの?」
しかし空気を読まずに大先輩は語りまくるのだった。
大先輩「さあて国民不満度と国民結束度だな」
大先輩「国内の状況に気を配ることは非常に重要だ。余の経験からすれば、戦争に敗北を喫する原因が、押し寄せる敵の大軍ではなく、国内の乱れということもありえるのだ」
魔理沙(もっともらしく聞こえるが、内容が抽象的すぎるぜ?)
大先輩「国民不満度は、一般大衆がどのように感じているかを表す。彼らは愚かだから、消費財を与えるだけで満足する。国民不満度が高まると工業に悪影響が現れ、生産効率が落ち、ついには暴動が起こる。そうならないよう、国民には常にアメを与えておくことだ」
霊夢「愚かとか、アメを与えておくとか、発想がマキャベリ的よ」
魔理沙「まきゃべりって誰なんだぜ?」
霊夢「昔のイタリアのえらいひと」
大先輩「国民結束度はある意味国民不満度より重要だ。この数値は、どれだけの困難に遭おうとも勝利をつかむまで戦い続けようとする上層部の意志を表している」
魔理沙(そういう発想って敗北が迫ってるときの常套句じゃないか?)
大先輩「国民結束度は、諜報や戦略爆撃の影響を受ける。だからシュヴァイネフンテ(ドイツ語で豚犬ども)が君の国の都市を爆撃し始めたら、強力な空軍で迎え撃ち、撃墜してやることだ」
魔理沙「うんうん、これ迎撃するのなかなか大変なんだよなぁ」
霊夢魔理沙…あんたこのゲームやってるんじゃ」
魔理沙(ぎくう)
大先輩「これでマップとメインインターフェースは終わりだ。次回は外交について説明するぞ」
霊夢「まだ続くの〜?」
魔理沙「作者のやる気があれば」
霊夢「それ言うな…」

続く

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