手塚治虫:グリンゴ

 日本の商社マンががんばる話。グリンゴとはスペイン語でよそものの意。外人の奥さんがまたいろっぽいんだよなー。なんだか勝ち組村の村長が主人公の相撲で主人公を日本人と認識してますが、今の相撲の現状を手塚が見たらどう思うかねえ…。この漫画を読んで南米移民の勝ち組負け組の話を初めて知った。勝ち組負け組は本来こういう意味だったんですね。冒頭にナチネタを持ってくるのは良かった。南米は逃げ込んだナチがいるからねえ。
 日本人らしさってなんなんだろうと思うんだけど、あまりいいイメージが浮かばなかった。働きバチとか、ムラ社会とかそんなのばかり。どうも俺は日本人にいいイメージとか求めてないようだ。