電撃戦(下)

 グデーリアン回想録の下巻。(どーでもいいけど具デー理安とか当然へんかんされない)
上官の末で罷免されて非役のときがあったけど、その後装甲兵総監を引き受けている。
ここでこの人は無能な上司(ヒトラー)、悪化する戦況にあってものすごい苦労をしている。
そこらへんは普通に働いている人にとっても共感できるところかもしれない。
またカイテルやヨードルなどの統帥部の幹部などもあてになる存在ではなかった。
参謀総長になったといっても参謀総長そのものじゃなくて参謀総長事務扱いというポジションなのは知らなかった。だからかなり制限された環境で仕事をすることを強いられていたことになる。
 暗殺事件の首謀者たちのへの評価は低い。「ヒトラーを暗殺したとしてもその後どうするつもりだったのか」というようなことを書いている。
 スターリングラードのときは非役でかかわって無かったのが残念。罷免されてその後再登用された後は現場ではなく後方でずっと指導していたようだ。
 心臓が弱いというのも意外だった。
 余談だが、この本の訳者って台湾軍の軍事顧問してたのね…。敗北した国の人を軍事顧問として登用するとか、こういうのはよくあることかも知れない。
 最後の解説の文章は妙にくだけていて変な感じ。「緊張が爆発しそう」って…。
 いやしかしなんというか、やっぱ私のような素人にはそんなに面白いもんではないかもしれぬ