デフレの正体

デフレとか景気…そういう言葉はもう庶民にはあまり意味が無くなっていた。
実は2002−2008年まではITバブルで景気は良かったらしい。数字的には。
でも景気が良くなったとかそういう実感はまるで無かった。
それもそのはずである。
この本に書いてあるように、日本で働いて金を使う人口が減ったのだから。
人口の波によって金の流れが左右される、というのは目から鱗だった。
メディアでは地域格差とか言ってるけど、そんなのはあまり関係無い。
日本の金を使う層が減れば日本全体に活力が無くなるのだ。
実は貿易競争で日本が勝っているというのも意外だった。相手側が儲かればその資金で日本産の軽工業商品を買ってくれるし、観光にも来てくれるのだ。
自分の身に省みてみると、やっぱり金は使ってないなーと思うので、内需は減ってるのかなと思う。

 
数字
とにかくこの人はデータだけを見てこれを書いてるわけで、この点はすごいと思った。