SPQR: MAID HACKS

C81で買った。既刊らしい。
 ぱっと見た瞬間「おいおいコンピュータ専門書の装丁っぽいじゃん」と思った。
 それはともかく、英国使用人の小エピソードの集まりであり、通して読まずに部分的に読んでも楽しめるところが良い。入門書としては最適かも。世間のメイドのイメージをhack(書き換える)するのが目的とか。
 考えてみれば英国メイドの世界を読むまでの私のメイドのイメージは小公女セーラに出てくるベッキーのイメージでした…。貴族たちからつらくて苦しい労働を強いられているだけ。勝手に調査もせずに決めつけていたが、久我氏の著作を読んで悪いことばかりでもなかったのだなと思った。そこらへんは現代人の労働者も同じかも。
 #123に出てきたエドウィン・リーはかっこよい。
 これ読んだらamazonで売ってる「マナー・ハウス」(全3巻)買いたくなってきました…9800円…たかい。