高瀬理恵:公家侍秘録5

「身中の虫」…抜け荷のメモの漢文が実は清国語で日本人には意味不明の漢文だった…というネタが良い。奉行所の良いところも見られていい話だと思う。
「因果の屏風」…江戸時代でもこういう詐欺あったんだなーと思わせる話。土佐家に鑑定してもらえるあたり、日野西家のコネも捨てたもんじゃない…!? 最終的にはいい話ダナーで終わる。

 一応日野西家って従四位下なのよね…。(だから位負けしてると言われるんだけど)
 
詐欺に使われた中院家は実在する大臣家

中院家(なかのいんけ)は、大臣家の家格を有する公家。村上源氏で久我家の分家。

藤原氏じゃないのは珍しいなあ。